強み


私の翻訳者としての強みは、全体像を見渡す力があり、読者や案件に適した言葉の選び方ができることだと考えています。

会社員時代には、自社製品の翻訳(ローカライズ)業務、また翻訳会社との外注業務を担当。用語集やスタイルガイドの整備も一から経験しました。また、翻訳された文章を使う立場の人の考え方も見聞きしてきました。フリーランスとして独立してからも、翻訳会社でのオンサイト業務を3か月ほど経験。結果として、翻訳のワークフロー全体を知ることができました。こうした経験は、フリーランス翻訳者として受注側となってからも、求められる翻訳を提供するうえで役立っています。

一方で、翻訳の仕事以外にも、ボランティア団体で広報担当として見よう見まねながら、イベントの企画、調整、宣材の作成、プレスリリースの投げ込み、SNSでの情報発信など、さまざまな経験を積んでいます。翻訳とは直接の共通点はなくとも、対象読者はどのような人なのか、相手の共感を得るにはどうすればいいのか、といった意識づけは、文章の書き方にも影響していると思います。