ボランティアバス参加報告

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もう10日も過ぎてしまったが、5/31の夜から6/1にかけて、KSVNが運行管理する日帰りボランティアバスに参加してきた。行き先は宮城県東松島市ボランティアセンター(場所はこの辺り)。

スケジュールはこんな感じ。
20:00 KSVN事務局のあるビルに集合。
21:00 横浜駅近くから大型観光バスに乗車、東北道を走行(途中2回の休憩)。
03:00 菅生SA(仙台の近く)に駐車して朝まで仮眠。朝食、着替え。
06:00 菅生SA出発
07:50 近隣の駐車スペースに駐車、現地ボランティアセンターに徒歩で移動。
08:00 ボラセンで団体受付後、担当作業が決定、班に分かれて移動し、作業開始。
12:00 昼休み。
14:00 作業終了。ボラセンに戻る。用具やブーツを水洗い。
15:00 バスに戻り、横浜に向け出発。途中2-3回の休憩。
22:30 横浜帰着。

KSVNの事務局スタッフが5名ほど同行し、現地ボラセンとの調整や作業の進行管理、報告などはスタッフがやってくれる。ボランティアは基本的に住民からの依頼に基づいて派遣されるが、現時点では、住宅地でヘドロ(粘土質の泥)をシャベルで土のう袋に詰めて道路脇に積む作業が多い(ただし雨天の場合は室内作業になることもある)。45分作業したら15分休憩するペース。実質的な作業時間はとても短い。移動時間の割に、できることは少ない。しかも数十人が一斉に作業しても、1日では泥を取りきれない場合もある。

参加者は大学生からリタイア組まで、多様な顔ぶれ。若手女子、若手男子が実に頼もしい。私などシャベルの扱いも下手でへろへろ作業していると、すぐに「代わりますよ」とさっと手を出してくれる。

作業場所のご近所の方々は、昼食におにぎりや汁物を提供してくださったり、通りがけに挨拶してくださったり。しかし被災者支援に関する情報がなかなか行き渡らない面もあるのか(パソコンを日常的に使っている家庭が少ないのではないかと想像)、ボランティアについてどこに問い合わせればいいの?と聞かれることもチラホラあった。

ほとんどのボラセンは人手もIT面での知識も不足気味なので、ボラセンのIT環境を整えるスタッフを派遣するという、一般受付とは別の支援も試みられてはいるようだ。情報の配布については、問い合わせ先などを記載したチラシを作っておいて各班が携行する方法も考えられるだろう。また、ボランティアを頼めることを知っていても、遠慮して頼まないお宅がかなりあると言われている。聞き取り調査や現状調査のスタッフがもっと必要だろうし、すでに作業に入ったお宅についても、後日、電話などでフォローアップするのが本当は望ましい。

過去のブログから転記しました