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前の前のエントリーではインターネットでの情報発信の1側面について、やや悲観的なことも書いたけど、この1か月半の民間レベルの動きを見ていると、感心することも多い。ボランティア募集の記事がアップされれば、ほんの短時間のうちに応募が殺到する。公表される募金額もすごい。Amazonのウィッシュリストを使って救援物資の希望が伝えられれば、すごいスピードで消化される。ICT技術を盛り込んだ特設サイトが短期間で構築される。

被災地を支援したくても、仕事がある、家族がある、体力ない、車ない、etc. だけど、お金と知識を生かせるなら喜んでー!という人が、とても多いんだと思う。そして、それを生かせるプラットフォームがどんどんできる。現地で得た情報を発信する人と、それを見て支援する人。その両方が、うまく長く関心を保ち続けて機能していってほしい。

瓦礫の撤去や環境の浄化など、基盤が整うのにもまだまだ時間がかかるだろうけど、やがては各地で産業が動き出さなければならない。それを支援する「互助会」のような、業界別のコミュニティがネット上にできあがるといいんじゃないかなと、思いつき。地域を問わない、専門知識や悩みを共有できる業界別コミュニティ。力仕事なら畑違いの人でも手伝えるけど、実際の仕事に関して悩みを聞いてもらったり一時的に仕事の一部を代行してもらったり、そういうことは同業者に話したほうが早いから。翻訳者・通訳者だって、Twitterを使っているとつながりが広がるし、共感できることも多い。別にFacebookでもmixiでもいいけど、もっと誰でも簡単に使えるようになればな…。

過去のブログから転記しました