片頭痛との付き合い

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Twitterで書きましたが、元旦に重い片頭痛に襲われて夕方からずっと寝込んでしまい、参りました…。せっかくなので片頭痛との付き合いについて書いておこうと思います。念のため、脳神経外科でMRI検査を受けた結果は、健康上まったく問題なく、ごく一般的な片頭痛という診断を受けておりますのでご心配なく。かと言って、誰にでも同じことが当てはまるわけではありません。健康面に不安があるときは、検診などを積極的に受けることをオススメします。

私の片頭痛の症状は、最初にこめかみ辺りが重く疼き出し、次第に頭全体がズキズキと痛み出します。重く感じだした時点で気付いて頭痛薬を飲めば、そのまま痛みが引くこともあるが、痛くなってしまったらもう市販の頭痛薬は効きません(痛み出してから飲んでも効くという片頭痛向けの処方薬も何種類か出ていますが、薬の効き目は個人差があるそうで、私にはあまり効かないっぽい)。むしろ薬による胃の不快感と吐き気が増幅され、悲惨な状態に。こうなったら部屋を暗くして静かに横になるしかなく、軽くウトウトしてくればしめたもの。その状態で3~4時間すれば痛みは大体治まります。

片頭痛に悩まされるようになったのは15年ほど前、外資系ソフトウェア会社に翻訳者として転職してしばらく経った頃です。その当時、製品のインターフェイスは部分的に日本語になってる手作り感あふれる状態で、これを何とかしようと、毎日CRTディスプレイとにらめっこしてました。そうこうするうち、眼は痛むし、肩こりはバリバリ、週末になると頭痛で寝込むことが続きました。頭痛薬も何種類か変えてみましたが、劇的な改善はありません。眼の疲れも尋常でなく、夜には眼がぼーっと熱を帯びて涙が出続けるような状態。さすがにマズイと思い、仕事の根を詰めすぎないようにし、通勤電車での読書も止めてしまいました。念のため脳神経外科で検査してもらった結果、脳にはまったく問題ないので安心してください、眼の疲れや肩こりから頭痛が誘発されてる可能性が高いでしょう、との診断。

その後30代になり会社負担で半日人間ドックを受診できるようになると、毎年のように「眼圧が高い、要精密検査」と指摘され、眼科では「緑内障初期」との診断。自覚症状はまったくないものの、放置すると視野狭窄が進む病気なので、眼圧を下げる目薬を定期的に処方してもらっています。その後は片頭痛の起こる頻度も下がっているので、眼圧が高いことが片頭痛に関係していたのかもしれません。会社で使っていたディスプレイが大型液晶になり、眼の疲れが軽減された可能性もあります。一昨年、近場に新しくできた脳神経外科で脳ドックをキャンペーン価格で実施していたので、10年ぶりぐらいにMRI検査をしてもらいました。やはり問題なしでした。

過去のブログから転記しました