翻訳祭での収穫に関する雑記

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11/20に開催されたJTF(日本翻訳連盟)翻訳祭に出席してきました。講演とパネルディスカッションでは、単なるデータや事例の紹介にとどまらず、翻訳業界を良くしていくための提言・意見交換がありました。ソース・クライアント、翻訳ベンダー、翻訳者の間で責任の押し付け合いのようにならないために、それぞれの役割を明確にしたうえで、コスト削減、品質向上に向けて一緒に取り組んで行きましょうよ、というメッセージに深く頷いてしましました。

自分の仕事・キャリアに関しても多くのヒントが得られました。一年を総括するにはまだ早いですが、今年(特に前半)は不況の影響がたしかにあり、売上も落ち込みました。(ここ数か月は売上が少し上向き始め、クライアント企業内でスローダウンしていたプロジェクトが徐々に動き出している気配はありますが、すぐに大型の投資案件や新規プロジェクトが増えてくるとは思っていません)。ただ手をこまねいているだけだとさすがにマズイという危機感があり、競争力を高めるための道をあれこれ模索していたのですが、どうやらその方向性が適切でないようだということに気付きました。言うなれば、大型迷路で必死にウロウロしているものの、出口の方向すら見失っているというか。今ようやく、自分を差別化できる道はそっちではなく、こっちだったのだ、ということを悟った感じです。まあ、まだ迷路の中にいるのは間違いないのですが。ざっくりした方向性を掴んだだけですが、じっくり考えて具体策を見極めていきたいと思います。

翻訳祭終了後の懇親パーティもとても楽しかったです。本当は、パーティや交流会の類はすごく苦手です(社会人歴長いのでそれなりに対応力はつきましたが…)。しかし、業界内の色々な方と直接お話しするのは有益ですね。今後も交流の機会があればちょこちょこ顔を出したいと思います。

過去のブログから転記しました